作り置きが続かない理由は、作る時間ではありませんでした

本記事は2026年9月時点の情報です。

目次

うちは作り置きをやめたのではなく、最初からやっていません

先に結論を書きます。

うちの経験からの目安ですが、作り置きが回りそうなのは、週末に2〜3時間まとまった時間が取れる家庭です。まとめて決めるほうが楽な人にも向いています。

回らなさそうなのは、その2〜3時間に別の予定が入る家庭です。数日分をまとめて決めるのがきつい人や、その日の気分で変えたい人も同じです。

うちは後者でした。だから作り置きではなく、別のやり方で平日を回しています。

「作り置き 続かない」で検索すると、出てくるのはだいたい2種類です。

  • やってみて挫折した人の話
  • 続けるコツを教えてくれる記事

どちらも役に立つのですが、うちはそのどちらでもありません。最初から、狙ってはやっていないんです。

週末に2〜3時間かけてまとめて作る、という習慣が一度も定着しませんでした。挫折したというより、そこに手を出さないまま、別のやり方で回るようになりました。

この記事は、作り置きをしないまま平日の夕飯をどう回しているかの記録です。「続かない自分はだめなのか」と思っている人には、たぶんいちばん近い話だと思います。

うちの平日は、こうなっています

週の内訳やっていること
週1〜2日食材から作る自炊
週1〜2日ミールキット(パルシステムを1年)
残り2〜3日惣菜を買うか、外食

作っているのは主に妻です。18時に帰ってきて、子どもを迎えに行って、18時半くらいから。

この時間帯に、「週末に数品作っておいて、計画どおり取り出して食べる」という運用は定着しなかったという話でもあります。

やっているのは「多めに作って翌日に回す」だけです

正確に書いておくと、作り置きに似たことはやっています。

平日の夜に何か作るとき、「どうせ作るならもう1回分」と多めに作って、翌日に回すことがあります。それだけです。

ホットクックで多めに作った肉じゃがを保存容器に分けて冷蔵庫に入れたところ
ホットクックで多めに作った肉じゃが。うちの「作り置き」はこのくらい

これを作り置きと呼ぶかどうかは、たぶん人によります。

ただ、世の中で「作り置き」と言われているもの、つまり週末にまとめて時間を取って、複数品を仕込んで、容器に詰めて並べるものとは、明らかに別物です。

下の表の左の列は、レシピ本やまとめ記事で「作り置き」として紹介されている型を、私が整理したものです。決まった定義があるわけではありません。

項目一般に紹介される作り置きうちがやっていること
いつ作るか週末にまとめて平日の夜、ついでに
何品数品〜十数品1品
何日分3〜5日分翌日ぶん程度
専用の時間2〜3時間取る取らない
容器保存容器をそろえる手持ちの保存容器に移すだけ

違いは量ではなく、「専用の時間を取るかどうか」だと思っています。

ここが、続く・続かないの分かれ目にも見えます。

作り置きが続かない理由は、作る時間ではないと思います

作り置きが続かない話を読むと、「時間がない」で片づけられていることが多いです。

でも、時間だけが理由なら、時間ができれば続くはずです。うちがやらない理由を分解すると、作る時間そのものは一番小さい要素でした。

工程負荷
何を作るか決める大きい。1品ではなく数品まとめて決めないといけない
買い出し大きい。まとめ買いになるので量が増える
作る中。ここは実は最大ではない
容器に詰める・洗う中
冷蔵庫に置く場所を作る見落とされがち
食べきる管理中。残ると罪悪感が出る

一番重いのは「決める」工程です。

しかも作り置きは、1日ぶんではなく数日ぶんをまとめて決めないといけないので、通常の献立決めより負荷が大きくなります。

「作り置きをすれば献立を考えなくて済む」と言われます。でも実際には、決める負荷が前倒しで一箇所に集まるだけのように見えます。平日が楽になるぶん、週末が重くなります。

冷蔵庫の場所は、うちの理由には入っていません

うちの場合、冷蔵庫の場所は制約になっていません。比較的大きめのものを使っていて、数日分なら入ります。物置に別の冷凍庫もあるので、退避もできます。

つまり、うちが作り置きをやらない理由に「場所がない」は入っていません。それでもやっていない、というのがこの記事の話です。

場所の問題で諦めている家庭は、たぶんもっと単純に解決できます。

週末に2〜3時間まとめて取る、という前提が合いませんでした

そしてこれが、うちの場合の決定的な理由です。

正直に書くと、時間が無いというより、「その時間の使い道として選ばれない」というほうが近いと思います。

子ども2人(小1・年少)がいる土日に、キッチンに2〜3時間こもるという選択肢は、最初から検討されていません。出かけるか、家のことをするか、子どもと過ごすか。2〜3時間はそこに吸われます。

作り置きを勧める記事の多くは、「週末にまとめて時間を取れば、平日が楽になる」という構造をしています。全部がそうだとは言いませんが、私が読んだ範囲ではこの形が目立ちました。

その時間が最初から無い家庭には、投資の前提が成立しません。

代わりに、平日の負荷を3つに割っています

まとめて前倒しするのをやめて、その日ごとに手段を変えるやり方に落ち着きました。

週1〜2日は、ふつうに作る

食材から作る日です。ここは残しています。全部を外注すると、たぶん別の問題が出る気がしています。

週1〜2日はミールキット

これが一番効いています。詳しくは次の章で書きます。

週2〜3日は買ってくる

惣菜か外食です。ここを「手抜き」と思わないようにしている、というのがたぶん一番大事なところです。

作り置きをやめる・やらないというのは、実質「買ってくる日を許容する」ことだったりします。

参考までに中身を書いておくと、惣菜はまいばすけっと・サミット・トライアルGOのどれかで、その時々で変わります。たまに唐揚げ屋のお弁当、ごく稀にファストフードです。

外食はファミレスが多めで、平日は習い事の帰りに近くの蕎麦屋に寄ることもあります。

正直バラバラです。「この日はこう」と決まっているわけではなく、その日の状況で決めています。作り置きと正反対の運用で、たぶんそれが合っているのだと思います。

ミールキットは「作り置きの代わり」になりました

うちで作り置きの役割を引き受けたのは、ミールキットでした。パルシステムを1年使っています。

大事なのは、ミールキットが肩代わりしているのが「作る工程」ではないことです。

工程作り置きミールキット
何を作るか決める週末にまとめて決める決まった状態で届く
買い出しまとめ買い不要(主な材料が届く)
作る週末にまとめてその日に調理(公式の表示で約10分・約15分など)
冷蔵庫の場所数日分ぶん必要週1回まとめて届くので、届いた直後は場所を取る。使う日ごとに減っていく
食べきる管理必要消費期限はある。ただし献立が決まっているので、余らせる場面は少ない

色が付いているところだけが、実際に差がある項目です。

「決める」工程だけが外注されて、「作る」工程はその日に残る。うちに合ったのはこの形でした。

しかも、子どもがめちゃくちゃよく食べます。上の子(小1)は好き嫌いが全くなく、下の子(年少)は少しありますが、ミールキットのものはだいたい食べます。

作り置きで一番つらいのは「作ったのに食べない」だと思うので、ここは大きいです。

不満もあります

正直に書くと、ひとつ不満があります。毎回内容が変わるので、結局毎週選ばないといけないことです。

定期配送のコースもあるのですが、その週の気分もあるので、結局カタログを見ることになります。「決める」工程が完全にゼロになるわけではありません。

それでも1年続いています。うちでは珍しいことで、毎週決まったものを頼むという行為そのものが苦手な人間がいる家庭なので、正直これは意外でした。

なお、パルシステムには「つくりおき肉魚菜菜セット」という、おかず4品の材料とレシピがまとめて届くセットもあります(公式・2026年9月25日時点)。作り置きの材料選びだけを外注する、中間の形です。うちは使っていませんが、作るのは苦にならず決めるのだけがつらい家庭には合いそうです。

パルシステムの公式サイトを見る

ミールキットが材料費と比べていくら高いのかは、別記事で実際に計算しました。

作るのをやめて、買う選択肢もあります

うちはまだ使っていませんが、作り置きそのものを外注するという手もあります。

冷蔵で届く「つくりおき」というカテゴリで、おかずが数品まとめて届いて、食べるときに温めるだけ。自作の作り置きの、完全な外注版です。

工程自分で作り置き冷蔵つくりおき宅配
決める自分不要
買い出し自分不要
作る自分不要
冷蔵庫の場所必要必要(ここは変わらない)
食べきる管理必要必要(ここも変わらない)
費用食材費のみ上がる

色が付いているところだけが、実際に差がある項目です。

「冷蔵庫に入りきらない」と「食べきれない」は、外注しても残ります。ここは先に確認したほうがいいところです。

うちはまだ頼んでいませんが、「やめた理由」として挙がっているものを、どんな家庭に当てはまるかで仕分けた記事を別に用意しています。

ツクリオの公式サイトを見る

もうひとつ、値段や味の前に引っかかるものがあります

うちの場合、そのまま食べられる状態のものが家に届くという形そのものに、抵抗がある人間がいます。

外食はいい。惣菜を買ってくるのもいい。でも家にいるのに完成状態、というのが引っかかるらしいです。

横で見ていての理解なので断定はできません。ただ、ミールキットは1年続いていて、そのまま食べられる宅配食は入っていないのは事実です。

作り置きを外注に振り替えるとき、値段や味の前にここで止まる家庭はあると思います。

冷凍の宅配弁当を検討して、入れなかったときの話を別記事にまとめました。当時の理由のうち2つは勘違いだった、というところまで書いています。

向いている人と、向いていない人

条件作り置きが回りそう回らなさそううちは
週末の2〜3時間確保できる取れない右
決める負荷まとめて決めるほうが楽まとめて決めるほうがきつい右
献立の自由度決めた通りに食べられるその日の気分で変えたい右
冷蔵庫数日分の空きがある空きが読めない左(入る)
食べる人作ったものを食べてくれる好き嫌いが読めない左(よく食べる)

うちは5つのうち3つが右です。そして右に寄っている3つは、全部「時間と決断」の話でした。

逆に言うと、冷蔵庫も食べる人も条件は揃っていたのに、それでもやらなかったということです。「場所がない」「子どもが食べない」で諦めている人とは、たぶん止まっている場所が違います。

あくまで私が整理した目安ですが、右に3つ以上寄る家庭は、作り置きを頑張るより「決める工程だけを外注する」ほうが早いと思います。

まとめ

うちは作り置きを挫折したのではなく、最初から狙ってはやっていません。やっているのは「多めに作って翌日に回す」程度です。

続かない一番の理由は、作る時間ではなく「数日分をまとめて決める」負荷だと思っています。

代わりに平日を、自炊1〜2日・ミールキット1〜2日・惣菜か外食2〜3日に割っています。

ミールキットが肩代わりしているのは、「作る」ではなく「決める」工程でした。

パルシステムの公式サイトを見る

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この記事を書いた人

東京在住・30代会社員・2児の父・初心者ブロガー。会社員の経験を生かした業務効率化につながるスキルアップの情報や、資産形成に向けた固定費削減方法など紹介しています。

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