<こんな人に読んでほしい>
2025年の12月に、ヘルシオ ホットクック(KN-HW24H・2.4L)を買いました。4人家族で、使い始めて10か月ほどです。
材料を入れてボタンを押したら、混ぜるのも、アクを取るのも、火加減も任せられます。そのあいだに、お迎えに行ったり、コンロで別の一品を作ったりできます。
しかも仕上がりは、自分で鍋で作るより美味しい。肉じゃがやカレーだけでなく、パスタまで麺を茹でずに1台で作れます。
平日の夕飯を、手間を減らしながら美味しく作りたい家庭には、強くおすすめできます。キッチンに置きっぱなしにできる場所があるかだけ、先に確かめてください。
10か月使った、いまの結論です。
- 後悔していることは、置き場所と大きさくらいです
- 洗い物で面倒なのは、実質かき混ぜる部品(まぜ技ユニット)だけでした
- 予約調理は、ほとんど使っていません
- 時短の道具なのに、自分で作るより美味しくなりました
うちが使っているのは、このKN-HW24H(2.4L)です。楽天とAmazonで、いまの値段を見比べられます。
ホットクックの「後悔」で調べると、やめた人の話がたくさん出てきます。この記事は、使い続けている側の記録です。後悔と言われがちな点も、うちの場合でひとつずつ確かめました。
この記事は2026年10月時点の情報です。うちが使っているKN-HW24Hには、2026年9月に後継機(KN-HW24K)が出ています。違いは後半の章にまとめました。
まず、うちの使い方を書いておきます
前提がずれると読み違えると思うので、先に書いておきます。
| 項目 | うちの場合 |
|---|---|
| 機種 | KN-HW24H(2.4L・プレミアムブラック) |
| 買った時期 | 2025年12月(楽天市場のセール) |
| 使う頻度 | 週1〜2回 |
| 使う人 | 主に私。妻もたまに使います |
| よく作るもの | 肉じゃが、カレー、シチュー、パスタ(私は肉じゃがとカレー派、妻はパスタ派) |
| 量 | 肉じゃがやカレーは多めに作って、子どもの分も含めて6〜8食分を2回に分けて食べます |

毎日使っているわけではありません。週に1〜2回、決まったものを作る道具として使っています。
平日は、お迎えの前の15分で仕込みます
平日のいちばん多い使い方はこうです。
- 夕方、下の子の保育園のお迎えで、18時ごろに家を出ます
- その前に仕事をなんとか終わらせて、15分以内に材料を切って入れ、スタートボタンを押します
- お迎えから帰ってくると、ちょうどできあがっています
付属のメニュー集では、肉じゃがの調理時間は約35分(4人分)です。お迎えに行って帰ってくるまでの時間に、ちょうど収まります。
時短の道具なのに、味が上がりました
いちばん驚いたのはここです。
時短の方法は、たいてい何かを手放します
平日の夕飯を楽にする方法はいろいろあります。ただ、たいていは味か値段のどちらかを手放します。
- 宅配のお弁当や惣菜は、楽になる代わりにお金がかかります
- 完全栄養食のパンは、楽ですが、すごく美味しいわけではありません
うちが使っている方法の全体は、こちらにまとめました。

ホットクックは、料理の工程の一部を肩代わりしてくれたうえで、自分で作るより美味しく仕上がりました。本体を買うお金はかかりますが、そのあとにかかるのは食材と電気代くらいです(電気代は後の章で計算しました)。
肉じゃがで、家族全員が驚きました
肉じゃがを作ったとき、こんなに美味しく作れるのかと家族全員が驚きました。
自分で鍋で作ると、じゃがいもが煮崩れるか、逆に硬すぎるかのどちらかになりがちでした。味を染み込ませようとすると崩れて、崩れないようにすると味が染みていなくて硬い。
ホットクックの肉じゃがは、じゃがいもが崩れないのに、しっかり柔らかい仕上がりでした。じゃがいもがじゃがいもの形のまま残っていて、味もしっかり染みています。にんじんも柔らかくなります。自分で作るときの、その難しさが一切ありませんでした。

公式の説明では、ホットクックは食材に含まれる水分を活用して煮る「無水調理」と、加熱の進み具合に合わせた自動のかき混ぜで仕上げます。ふたを閉めたまま、火加減とかき混ぜを機械がやってくれる、ということです。
肉じゃがやカレーは、一度に6〜8食分を作って、2回に分けて食べています。作り置きを頑張るのではなく、多めに作ったら次の日も食べるくらいの使い方です。

無水カレーは、衝撃的な美味しさでした
普通のカレーも美味しいのですが、水を入れずに野菜の水分で作る無水カレーは、衝撃的な美味しさでした。
パスタまで、麺を別に茹でずに1台で作れます
ホットクックといえば煮込み料理のイメージがあると思います。私も、パスタが作れると知ったときは正直びっくりしました。
ナポリタン、ミートソース、カルボナーラなど、パスタもよく作ります。妻はどちらかというとパスタ派です。
麺を別の鍋で茹でる工程がありません。最初から最後までホットクック1台で完成して、しかも美味しく仕上がります。
じゃがいものポタージュで「また作って」と言われました
じゃがいもが大量にあった時期に、じゃがいものポタージュをよく作りました。これがめちゃくちゃ美味しかったです。
子どもたちの反応は、正直想定外でした。肉じゃがもカレーもパスタもよく食べますが、ポタージュは「また作って!」とすごく言われます。
時短の中身は、工程がまるごと消えることでした
材料を切る時間は、手で作るときと変わりません。変わるのは、そのあとです。
カレーは、意外と工程が多い料理です
カレーは簡単な料理だと思われがちですが、鍋で作ると意外と工程があります。
- 最初に肉と野菜を炒める
- 水を入れて、時間を測りながら煮込む
- 途中でアクを取る
- 終盤にルーを入れて、焦げないように混ぜながら仕上げる
ホットクックでは、炒める・アクを取る・混ぜながら火加減を見る、という工程がまるごとなくなります。アク取りもしていません。材料を入れてスタートを押したら、あとは見ていなくていいです。
そのあいだに、別のことができます
ホットクックが動いているあいだに、お迎えに行けます。家にいる日なら、別の料理を作ることもできます。
火を使わないので、コンロが空きます。ホットクックで主菜を作りながら、コンロで汁物や副菜を作る、という同時進行ができるのも大きいです。
火を使わないので、夏も暑くなりません
時短以外にも、うれしいことがありました。
- コンロの火を使わないので、火で火傷する心配がありません
- 夏場にコンロで煮込むと、エアコンをつけないと暑くてたまりません。ホットクックはふたを閉めた中で調理が終わるので、キッチンが暑くなりません
なお、動いているときの音が気になったことはありません。
後悔していることは、置き場所と大きさです
正直に書くと、後悔があるとすればここです。
出し入れが面倒で、キッチンの一角に置きっぱなしです
毎回しまって出すのは面倒なので、キッチンの一角に置きっぱなしにしています。
うちのキッチンは広めなので、材料を切るのに邪魔になることはありません。困るのは作業台の上をさっと拭くときです。包丁やまな板を置く台を拭くときに、ホットクックが微妙に出っ張っていて、少し邪魔に感じます。致命的ではないので、いまはこれで成り立っています。
本当は後ろの棚に置けるといいのですが、できあがったものをよそうときにこぼすのが嫌で、結局キッチンの一角に落ち着きました。
| 項目 | KN-HW24H(2.4L) |
|---|---|
| 外形寸法 | 幅345mm×奥行305mm×高さ256mm |
| 質量 | 約6.0kg |
| 電源コード | 約1.4m |
買う前に、ふたを開けたまま置ける場所があるかを確かめておくといいと思います。
ふたは上に開くので、上に棚があると開けにくくなります。よそう場所の近くに置けるかどうかも、使い続けられるかに効いてきます。
後悔と言われがちなことを、うちの場合で確かめました
「ホットクック 後悔」で出てくる理由のうち、うちで当てはまったか、当てはまらなかったかを書きます。
洗い物:増えるのは2〜3個、面倒なのは実質1個です
鍋で作るときは、洗うのは鍋とお玉くらいです。ホットクックだと、内鍋のほかに、かき混ぜる部品(まぜ技ユニット)・内ぶた・つゆ受け(水受け)を洗うので、洗うものが2〜3個増えます。

ただ、実際に手間がかかるのは1つだけです。
| パーツ | 洗う手間 |
|---|---|
| 内鍋 | 普通の鍋よりずっと楽。汚れがこびりつかないので、さっと取れます(公式もフッ素加工の内鍋と説明しています) |
| 内ぶた | さっと洗えば済みます。ほぼ蒸気が当たるくらいです |
| つゆ受け(水受け) | しっかり洗う必要はありません |
| かき混ぜる部品 | 少し洗いにくい。ここだけが面倒です |
かき混ぜる部品は、混ぜる手の部分が動くようになっています。洗うときは、しまわれた状態から混ぜる形に引き出して洗います。手が2本あって、その手と付け根、手が入る胴体の部分に凹凸が多いので、少し洗いにくいです。うちでは使わない日がないくらいの主役なので、そのぶん毎回洗っています。
うちは食洗機に入れず、さっと手洗いしています。公式は、内鍋以外のパーツは食洗機で洗えると案内しています(お手入れ)。
ただ、食洗機はほかの食器でいっぱいになるので、うちでは入れる余裕がありません。
「食洗機に入れればいい」と思って買うと、うちのようになるかもしれません。手洗いする前提で考えておいたほうがいいと思います。
それでも、洗い物が少し増える手間より、ほったらかしで美味しく作れる良さのほうがずっと大きいです。
予約調理:ほとんど使っていません
公式は、予約に対応したメニューなら最大15時間(ごはん類は12時間)の予約調理ができると案内しています(仕様)。すべてのメニューが対象ではなく、食材の衛生面に配慮しながら調理すると説明されています。朝に材料を入れておけば、夜にできあがった状態にできます。
ただ、うちではほとんど使っていません。理由は2つです。
- 朝は早く家を出ることが多い
- 特に夏場は、公式の説明を読んでも、長い時間置いておくのが少し怖い
それよりも、先に書いた「お迎えの前の15分で仕込む」使い方が、うちの生活には合っていました。
予約が合うかどうかは、生活リズムによると思います。たとえば在宅勤務で、昼休みに仕込める人なら使いやすいかもしれません。
マンネリ:同じものを回しています
もっといろいろ作れるはずですが、何を作るか考えるのも大変なので、同じようなものを定期的に作っています。肉じゃが、カレー、シチュー、パスタが中心です。
メニューが増えないことを後悔とは感じていません。決まったものが美味しくできれば、それで十分でした。
値段:本体は高い。電気代は、鍋で作っても同じようにかかります
うちが払ったのは、2025年12月に楽天市場のセールで57,200円(税込)でした。
ホットクックで1回作るときの電気代も計算してみました。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 定格消費電力 | 800W(公式の仕様) |
| 肉じゃがの調理時間 | 約35分(4人分・付属のメニュー集) |
| 電気料金の目安単価 | 31円/kWh(家電公取協) |
| 計算 | 0.8kW×35分÷60×31円 |
| 1回あたり | 約15円 |
これは、4人分の肉じゃがを35分、800Wで動かし続けたと仮定した試算です。実際の電気代を測ったわけではなく、保温や温め直しの分も入っていません。
この約15円は、ホットクックで新しく増えるお金ではありません。
鍋で作っても、煮込むあいだはガス代か、IHの電気代がかかります。ざっくり見積もると、30分ほど煮込む肉じゃがなら、ガスでもIHでも1回あたり10〜20円くらいです(火力や時間で変わる目安です)。
安さをアピールしたいわけではありません。コストはほぼ同じくらいで、そのぶん手間が減って美味しくなる、というのがうちの実感です。
2.4Lと1.6Lなら、2.4Lをおすすめします
4人家族なら、迷わず2.4Lをおすすめします。
公式の量の目安は、2.4Lが2〜6人分、1.6Lが2〜4人分です(どちらも無水カレーを自動で作れる量の目安・2.4L/1.6L)。1回分の4人分だけなら、1.6Lでも足りると思います。ただ、1.6Lは使ったことがありません。
それでも2.4Lをすすめる理由は、一度にたくさん作れることです。
- うちも最初は4人分だけ作っていました。でも「どうせ作るなら」と、だんだん作る量を増やしていきました
- いまは肉じゃがやカレーを6〜8食分作って、2回に分けて食べています。1回のスタートで2日分の夕飯ができます
- 子どもが小さいうちは、量の調整がききます。大きくなって食べる量が増えても、困りません
場所は多少取りますが、大は小を兼ねます。小さいほうにする理由は、うちでは見つかりませんでした。
買うなら:楽天とAmazonを見比べて、セールに合わせる
5万円を超える買い物なので、買い方で得する額が変わります。うちが気をつけたのは2つです。
- 楽天とAmazonの両方を見て、そのとき安いほうで買う。どちらが安いかは、日によって変わります
- 楽天で買うなら、スーパーセールなどの時期に合わせる
うちは2025年12月の楽天スーパーセールで買いました。57,200円の買い物で、5,481ポイントがつく予定と注文確認メールに出ていました。ポイントのつき方は、楽天のサービスの使い方やキャンペーンへの参加で人によって変わりますが、セールの時期を待つ価値はあると思います。
うちが買ったのと同じKN-HW24H(2.4L)です。楽天とAmazonのボタンから、それぞれの今の値段を見比べてください。
後継機(KN-HW24K)との違い
2026年9月17日に、後継機のKN-HW24Kが発売されました。容量(2.4L)・定格消費電力(800W)・大きさは、うちのKN-HW24Hと同じです。公式発表で挙げられている違いは、主に3つです。
| 項目 | KN-HW24H(うちの機種) | KN-HW24K(後継機) |
|---|---|---|
| 生成AIの相談機能(クックトーク) | なし | あり。スマートフォンから献立や手順を相談できる |
| 上下2段の同時調理 | 蒸しトレイが付属 | 新しい「もっとトレー」が付属。2段調理のメニューは30種類 |
| 冷凍のまま調理 | — | 下ごしらえして冷凍した食材を、そのまま調理できるメニューが10種類 |
| 掲載メニュー数 | 172 | 197 |
出典: シャープのニュースリリース(2026年7月29日)/KN-HW24H 仕様/KN-HW24K 仕様
値段にも差があります。2026年10月22日に楽天とAmazonで見たときは、後継機が8万円台、うちのKN-HW24Hが5万円台前半で、3万円ほどの差がありました。
うちの使い方は、肉じゃが・カレー・シチュー・パスタを1段で作るのが中心です。2段調理やAIの相談機能は使っていないので、3万円を足すほどの差は感じません。旧型で十分だと思っています。
ただ、AIに献立を相談したい、2段で同時に作りたい、冷凍した材料をそのまま使いたい、といった新しい機能が気になる人は、後継機も検討してみてください。
向いている人と、向いていない人
最後に、うちの10か月から言えることを整理します。
向いていると思う人
- 平日の夕飯を、手間を減らしながら美味しく作りたい人
- 煮込みのあいだ、鍋のそばを離れて別のことをしたい人
- 肉じゃがやカレーだけでなく、パスタも1台で作りたい人
- コンロを空けて、主菜と汁物を同時に作りたい人
- 夏のキッチンの暑さがつらい人
- 多めに作って、次の日も食べる家庭
向いていないと思う人
- キッチンに置きっぱなしにする場所を作れない人。毎回しまうなら、出し入れが面倒になります
- 洗うものが2〜3個増えるのも避けたい人。ただ、手間がかかるのは実質かき混ぜる部品だけでした
この記事では判断材料を出せないこと
- 炒め物の仕上がり。この記事で書いた料理には入っていません
- 予約調理の使い勝手。ほとんど使っていません
- 後継機(KN-HW24K)の使い心地。使ったことがありません
まとめ:後悔は置き場所だけで、味は上がりました
10か月使ってみて、後悔は置き場所と大きさくらいでした。洗い物が増えるのも、手間がかかるのは実質かき混ぜる部品だけです。
それよりも、時短の道具なのに自分で作るより美味しくなったことのほうが大きかったです。肉じゃがはじゃがいもが崩れずに味が染み、無水カレーは衝撃的で、パスタまで1台でできます。子どもに「また作って」と言われる料理が、平日のお迎えの前の15分から生まれています。
買うなら、4人家族には2.4Lをおすすめします。5万円を超える買い物なので、楽天とAmazonで、そのとき安いほうを選んでください。

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