宅配食とミールキットの違いは?どっちが合うか4人家族の夕飯で考えた

この記事は2026年9月時点の情報です。価格は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。

目次

結論から言うと、違いは「最後に自分の手が入るかどうか」です

宅配食とミールキットは、どちらも夕飯を楽にするための宅配です。

違いをひと言でいうと、届いたあとに自分で作る工程が残るかどうかです。

宅配食は、できあがったおかずが届いて、温めるか盛るだけで食べられます。ミールキットは、食材とたれ、レシピが届いて、最後は自分で火を通して仕上げます。

献立や買い物を減らしたいけれど、仕上げの調理はできる家庭にはミールキット。火を使う余力もない家庭には宅配食が向いていると思います。

うちは共働きの4人家族(子どもは小1と年少)で、パルシステムのミールキットを1年使っています。宅配食は2回検討して、入れませんでした。

家族の前提と、宅配以外も含めた夕飯の回し方は、まとめ記事に書いています。

まず30秒で、どちらが合いそうか見てみてください

質問に「はい」「いいえ」で答えていくと、合いそうなほうにたどり着きます。

Q1. 献立と買い物さえ任せられれば、火を通して仕上げるところは自分でやれそうですか?

はい → ミールキットが候補 / いいえ → Q2へ

Q2. 冷蔵庫に、数日分のおかずを置ける空きがありますか?

はい → 冷蔵のつくりおき宅配が候補 / いいえ → Q3へ

Q3. 冷凍庫に、1食ずつのトレーを何食分か置ける空きがありますか?

はい → 冷凍の宅配弁当が候補 / いいえ → 宅配以外の方法

日によって答えが変わる場合は、しんどい日のほうで答えてみてください。結果を押すと、その結果の記事の案内に飛びます。ここからは、診断の中身を説明します。

何を任せられるかで見ると、違いが分かります

夕飯の支度を「決める・買う・下ごしらえ・仕上げ」の4つに分けると、それぞれが何を肩代わりしてくれるかが見えてきます。

  • ミールキット:買う・下ごしらえを任せる。決めるのは注文のとき、仕上げは自分
  • 宅配食:仕上げまで任せる。温めるか盛るだけ

この記事では、冷蔵で届くつくりおき宅配と、冷凍で届く宅配弁当をまとめて宅配食と呼んでいます。

ミールキットは、うちが使っているパルシステムの単品の「お料理セット」の場合です。

野菜は洗浄・カット済みで、たれも付いてきます。ただ、下ごしらえがどこまで済んでいるかは商品によります。

並べてみると、ミールキットは「買う」と「下ごしらえ」を任せて、「仕上げ」を自分に残す方法です。宅配食は、仕上げまで任せます。

この「仕上げが残るかどうか」が、うちでは思った以上に大きな違いでした。

違いは、時間より「作った感」でした

工程で見ると、宅配食のほうが楽です。そのうえで、うちがミールキットを選んでいる理由を書きます。

時間の差は、測っていません

パルシステムのミールキットは、公式の表示で調理が10〜20分です。うちの感覚では、5〜10分で終わるものもあります。

うちで使ったのはミールキットだけなので、宅配食との準備時間の差は実測していません。ただ、選ぶときに重視したのは時間よりも別のことでした。

違うのは、出すときの気持ちです

ミールキットは、台所に立って火を通して、味を見て、盛り付けて出します。献立と買い物は肩代わりしてもらっていても、作ったことには変わりありません。

私自身、ミールキットのほうが「手作りしてる感」はあると感じています。

夕飯の手抜きに罪悪感がある人にとっては、同じ「楽をする」でも、完成品を温めるのとミールキットで作るのとでは、出すときの気持ちが違うと思います。

うちでは、ミールキットは「ちゃんと作った」と思える側に入っています。

届いた時点で献立が決まっている

もうひとつ効いているのが、今日何を作るか決めなくていいことです。

うちで平日の夕飯を作っている妻は、18時半ごろから作りはじめます。その時間に「で、今日は何にしよう」から始まらないのは大きいです。

宅配食の中でも、冷蔵と冷凍は別物です

宅配食を選ぶなら、次の分かれ目は冷蔵か冷凍かです。

うちは冷蔵・冷凍の宅配食をどちらも使っていません。ここからは、家で作ったおかずを冷蔵と冷凍で保存してきて感じた違いと、宅配食を選ぶときに気にした点です。

1つめは、手軽さ

家でカレーを大量に作ったとき、冷蔵に置いておくと食べるのに、冷凍に入れた瞬間に食べなくなります。

  • 冷凍庫に入ると、視界から消える
  • 冷凍だから期限を気にしなくていいと思ってしまう
  • 解凍に時間がかかる

冷蔵の作り置きは、普段自分たちがやっている「多めに作って冷蔵庫に入れておく」に近い感覚です。

2つめは、量の調整

うちは私の帰りが遅く、妻と子どもが先に食べる日が多いです。冷蔵のおかずなら、私の分だけ残して、ほかの人の分だけ温められます。

「今日は半分でいいや」「残りは次に回そう」という調整も、冷蔵ならすぐできます。宅配のおかずなら、消費期限の範囲での話です。

冷凍でまとめて固まっているものは、そうはいきません。

解凍してから取り分けることになり、私の分も一緒に解凍すると、食べるころには時間が経っています。やればできるけれど、毎回やるには手間がかかるという感覚です。

冷凍の宅配弁当は1食ずつトレーに入っているので、家族の食べる時間がずれても、1食ずつ温めればすみます。

調整しにくいのは、1食を半分にするような使い方です。まとめて冷凍した作り置きとは、ここが違います。

冷凍のおかずは、うちでは「温めるだけで食事が終わるなら、市販の冷凍食品でもいいのでは」と感じてしまいます。冷凍餃子や冷凍うどんは普通に使っています。

冷凍そのものが嫌なのではなく、それだけで食事が完結するものに惹かれないのだと思います。

費用の目安

それぞれ詳しく書いた記事の数字を並べます。人数も品数もそろっていないので、下の注意書きも合わせて見てください。

方法費用の目安
ミールキット主菜1セット970〜1,274円(2〜3人分)
冷蔵のつくりおき宅配1日あたり約3,563円(ツクリオ4人前、主菜と副菜)
冷凍の宅配弁当4食分に換算して約2,450〜2,880円(ナッシュ、送料別)

注意書きです。

  • ミールキットは、パルシステム公式に載っている2025年6月時点の価格例です。4人では足りない日があり、副菜・汁物は別です。パルシステムの手数料も別にかかります
  • ツクリオは、4人前(大人2名・子ども2名)×週3食プランの2回目以降を3日で割った値です。初回クーポン適用時は約2,230円です(ツクリオ公式・2026年9月25日時点)
  • ナッシュは、通常価格の1食あたりの値段を4食分に換算した値です。実際の注文はプラン単位です。ここでは、ご飯を別に用意するおかずのプレートで比べています(米を使ったメニューもあります。ナッシュ公式・2026年9月25日時点)

うちの物差しは、惣菜や弁当を買ってきて家で食べるなら、家族4人で2,000円までです。お米は家にある前提で、おかずだけの金額です。

この線で見ると、ミールキットの主菜セット単体は2,000円未満、冷蔵と冷凍の宅配は通常価格だと線の外側です。ミールキットの日の夕飯全体は、足すおかずで変わります。

ミールキットの値段が「自炊と比べて本当に高いのか」は、材料を全部ネットスーパーで揃えて計算した記事があります。

ミールキットでも、楽にならないところ

うちは1年使っていますが、ミールキットで夕飯の支度が全部なくなるわけではありません。残っている手間を書いておきます。

量が足りない日がある

表示の人数は目安です。「2〜3人分」を大人2人と子ども2人で食べると、足りるときと足りないときがあります。

足りなさそうな日は、表示が多めのものを選ぶか、おかずを1品足しています。

汁物と副菜は別に作る

うちはメイン1品として使っているので、汁物や副菜は別に用意しています。セットだけで夕飯が完成するわけではありません。品数を足すと、1回あたりの金額もそのぶん上がります。

毎週の注文と、受け取り

うちの使い方では、毎週カタログから選んで注文します。注文している妻は、今もたまに注文を忘れます。

届いたものは、玄関前の保冷ボックスから回収します。1年で1回だけ、家にいたのに回収を忘れて、卵をだめにしたことがあります。

公式には、毎週自動で届く定期お届けのセットもあります。選ぶ手間が負担なら、そちらを検討する手もあります。

宅配食が、うちに入らなかった理由

冷凍の宅配弁当は、上の子が3〜4歳のころと、妻がフリーランスになったころの2回、検討しています。どちらも頼みませんでした。

止まったのは、値段と「子どもが食べるか」でした

公式サイトでメニューと値段を見たときに、妻と話して出た結論はこうでした。

1食600円だとして4人いるから2,400円。家にいて食べるのに2,400円か……だったらその辺でお弁当を買っちゃうとか、外食でもいい

もうひとつは、子どもが食べるかです。宅配でいちばん怖いのは、届いたものを子どもが食べないことでした。食べなければ、別のものを用意することになります。

完成品を家で出すことへの引っかかり

値段とは別の理由もあるように見えます。

妻は、外食は外食でいいのに、家にいて完成品を出すことには、どこか引っかかるものがあるようです。本人に聞いたわけではないので、ここは私の見立てです。

ミールキットが1年続いていて、宅配食が入っていないのは、たぶんこの違いです。

あとから調べ直して、当時の理由の一部は勘違いだったと気づきました。弁当だと思っていたものは、当時見ていたメニューでは、ご飯のつかないおかずのセットでした。

そこから結論がどう変わったか、変わらなかったかは、別の記事に全部書いています。

申し込む前に、家で確認しておくこと

どちらを選ぶにしても、家の側で先に確認しておいたほうがいいことがあります。うちで実際に効いたものだけ書きます。

子どもが食べるか

高いものを残されると、値段以上にこたえます。

うちは上の子が好き嫌いなし、下の子は少しあるけれど市販の惣菜はだいたい食べる、という2人です。その2人が、ミールキットのものはとてもよく食べます。

うちでよく頼むのはドライカレーです。子どもが好きで、「またあれ頼んで」と言ってくるので、2週間に1回くらいは頼んでいます。それ以外は、魚料理や炒め物など、その週に気になったものを選んでいます。

パルシステムのドライカレーセットの作り方の紙。手順は4つで約15分、右下に「1歳半から取り分けOK」とある
ドライカレーのセットの作り方。手順は4つで、「1歳半から取り分けOK」と書いてあります

このセットの作り方の紙には、「1歳半から取り分けOK」と書いてあります。小さい子どもがいる家庭では、大人の分から取り分けられるかも選ぶときの目安になると思います。

好き嫌いがはっきりしている子がいるなら、メニューを選べるか、おまかせかは大きな違いになります。

冷蔵庫と冷凍庫に入るか、回せるか

冷蔵で届くものは冷蔵庫、冷凍で届くものは冷凍庫の空きが要ります。

うちの冷蔵庫は比較的大きく、物置に別の冷凍庫もあるので、場所には困っていません。

それでも、ふるさと納税の冷凍品が半年残っていることはよくあります。入るかどうかと、回せるかどうかは別です。

添加物や産地をどこまで気にするか

私はほとんど気にしませんが、妻は結構気にして、なるべく国産を選んでいます。夫婦で気にする度合いが違うのは、たぶんうちだけではないと思います。

無添加をうたうサービスでも、使っている食品添加物がゼロとは限りません。気になる場合は、公式サイトの原材料や表示を先に見ておくのが確実です。

診断の結果ごとの記事

冒頭の診断の結果ごとに、詳しく書いた記事をまとめます。

ミールキットだった人

献立を決めるのはしんどいけれど、仕上げの調理はできる家庭です。うちはここに当てはまります。

値段が見合うのかと、どこで頼むかの記事です。

パルシステムの公式サイトを見る

冷蔵のつくりおき宅配だった人

火を使う余力がなくて、冷蔵庫に空きがある家庭です。取り分けが自由なので、日によって食べる量を変えたい家にも合うと思います。

冷蔵のつくりおき宅配は頼んでいないので、やめた人の理由を集めて、どんな家庭に当てはまるかで仕分けました。

無添加寄りのサービスを考えているなら、「まずい」と言われる中身を調べた記事もあります。

ツクリオの公式サイトを見る

冷凍の宅配弁当だった人

冷凍の宅配弁当は、好きなときに1食ずつ使えるのが強みです。

うちは冷凍庫のストックを回すのが苦手で、2回検討して入れませんでした。逆に、ストックを使いこなせる家庭なら、うちとは結論が変わると思います。

ナッシュの公式サイトを見る

宅配以外の方法を探している人

冷蔵庫にも冷凍庫にも空きがない家庭や、どちらもしっくりこない場合もあると思います。

宅配以外の方法(週末の作り置き、時短家電、惣菜など)も含めて、夕飯を楽にする方法の全体をまとめ記事に整理しています。

まとめ

宅配食とミールキットの違いは、届いたあとに自分で作る工程が残るかどうかです。うちが選ぶときに効いたのは、時間よりも「作った」と思えるかどうかと、献立を決めなくていいことでした。

宅配食の中でも、冷蔵と冷凍では手軽さと量の調整のしやすさが違います。

うちは、仕上げの調理はできるけれど決めるのがしんどい家庭なので、ミールキットを選んでいます。

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この記事を書いた人

東京在住・30代会社員・2児の父・初心者ブロガー。会社員の経験を生かした業務効率化につながるスキルアップの情報や、資産形成に向けた固定費削減方法など紹介しています。

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